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「大地の再生講座」開催のお知らせ 平成26年10月14日
この度、千葉市内の高田造園設計事務所の社有林(高津戸ダーチャの杜)にて、NPO杜の会副理事長、矢野智徳氏を講師に招き、大地の再生講座を開催することになりましたので、下記の通り、ご案内いたします。
日時;10月27日月曜日 9時から17時
場所;高津戸ダーチャの杜 千葉市緑区高津戸町405-1
徒歩の場合、外房線土気駅から20分。駐車場あり(15台程度)
募集区分と講座参加費(昼食、飲み物含む);
一緒に作業しながら学ぶ方(かなり本格的な作業です) ;2000円
見学して受講したい方(時間は自由です) ;4000円
ボランティアスタッフ(炊き出し、駐車場の案内など) ;無料
*講習費用は、講師謝礼、講座開催経費、昼食代(ロケットストーブでの炊き出し)、保険代等に充当します。ご理解くださいますようお願い申し上げます。
服装・持ち物;
服装;汚れてもよい服、山を歩ける靴(地下足袋が最適)
持ち物;作業される方は下記の通り。作業されない方は手ぶらで構いません。
必携;軍手・地下足袋・ヘルメットまたは頭を覆う手ぬぐい
いずれかでも、あればよいもの;草刈り鎌、なた、剪定ばさみ、のこぎり、スコップなど
事故・怪我等の責任所在について;
当方で保険に加入いたしますが、現地の応急処置以外は自己責任にて参加の程、お願い申し上げます。
募集人数;20名程度(先着順にて)
申し込み方法;
担当高田(高田造園設計事務所代表取締役 NPOダーチャサポート理事 ダーチャサポートちば代表)までご連絡ください。
お申込みは下記いずれかにてお願いいたします。
メール;高田造園設計事務所ウェブサイトお問い合わせホームからどうぞ。
電話;高田造園設計事務所(043-228-5773)まで。
ファックス;高田造園設計事務所(043-309-7203)まで。
ファックスの場合、氏名、年齢、連絡先、募集区分のご希望を記入ください。
他、フェイスブックや直接高田の携帯におかけいただいても構いません。
講師;矢野智徳氏
杜の園芸代表 NPO杜の会副理事長 杜の学校準備会主催
講師略歴;1956年福岡県生まれ。幼少のころから実家が所有する花木植物園で植物と共に育つ。
東京都立大学理学部地理学科 自然地理学専攻。
現代土木建築工法の裏に潜む環境問題にメスを入れ、その改善方法を提案。全国の荒れた大地、呼吸不全に陥った大地の水脈気脈を再生して回る。
足元の住環境から奥山の自然環境の改善までを、実地作業を通して学ぶ「大地の再生講座」を全国で開催。
講師が主催する杜の学校準備会趣旨;
命の自然や宇宙のリズムを無視した人間だけの都合、金儲け、効率性、頭ではじき出した計算や数値、人間にとってだけの安心安全などを追求してきた現代物質文明は、山を崩し、木々をなぎ倒し、川や地面ををコンクリートで固め、海を埋め立て、空気や水を汚し、地球生命圏は瀕死の状態に陥っています。 生きとし生きるものすべてが、呼吸困難の状態にある今、 野に立ち、山に入り、木々や草々に触れ、風を感じて、きれいな文句やいいとこ取りではなく、汗や泥にまみれて、母なる地球を体感する時です。 この地球生命圏の命の基本を、長年の造園業、環境改善を通して、”陽通し、風通し、水通し”にあることを見い出した”杜の園芸”率いる矢野智徳氏が、その集大成として、山梨県上野原で、今春から”杜の学校”設立の準備を始めています。 上野原という日本のどこにでもあるような中山間地で、奥山から里山、そして都市部までの流域の風土の再生、すなわち、森や川やそこに生きる野の命、そこに暮らす人々の命の再生を目指しています。
高津戸ダーチャの杜について;
近年増え続ける放置されて荒れた山林です。全体的に傾斜地で、最下部に落ち葉に埋もれた小川があります。
現在一部を高田造園設計事務所の自然農園、樹木畑に利用しつつ、整備を始めています。
整備にあたって、大地の水脈気脈という、最も根門的で大切な視点を矢野さんから実地にて学びます。
この自然環境を美しく健全な形へと再生し、山小屋を建てて、近隣の方々や子供たちの自然体験の場、昔の生活体験の場として利用してゆくべく、モデルダーチャ用地として準備を始めております。
高津戸ダーチャの杜、計画案です。10坪程度の山小屋は、造成したり地形を壊したりすることなく、そのまま傾斜地を活かして建てる予定です。
ここを体験宿泊施設として貸出し、自然農や山の恵みを享受し、そして採暖、炊事、風呂は薪、トイレは山林内自家処理と、自然と共にあるかつての暮らしを体験していただきます。
子供達には山のこと、生き物のこと、五感を通して自然とふれあい、ワクワクするような生活体験の場となることでしょう。
放置され、荒れて、不健全な状態にある山林が全国に増え続けている中、自然環境としての山の再生、大地の健康回復を学び、今後の日本の自然環境再生につなげることができればと思います。
投稿者 株式会社高田造園設計事務所 (2014年10月14日 18:30) | PermaLink