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雑木の庭つくり日記

千葉市花見川区の庭  竣工5年目の手入れ 平成23年5月12日 
 雑木の庭関係の雑誌などで何度も登場しました、千葉市花見川区Tさんの庭、竣工5年目の手入れにうかがいました。
 今日も朝からしとしと雨、しかしながら、仕事もたまりにたまってしまったため、今日は雨天強行となりました。



通りからみたTさんの家は、まるで森の中の家のようです。



しかし、実際に手入れ後の庭の中は、別世界の広い林床空間が広がります。こんな庭の在り方が雑木の庭の醍醐味の一つです。



屋外リビングというにふさわしい、石張りテラスは木立の下に佇み、これがリビング側からの主景になります。



玄関アプローチの途中から見た主庭の表情。



 玄関ポーチからの見返りの景。
晴天の際の木漏れ日の庭もよいですが、雨の日の雑木の庭も、また違った美しい表情を見せてくれます。



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投稿者 株式会社高田造園設計事務所 | PermaLink
神奈川県小田原市の庭 施工後半年目の手入れ 平成23年5月11日
 久々に雨が降り続いています。連休が明けて山積みになった仕事も、この雨では思うように進めることができません。

 昨日は、昨年11月に竣工した、神奈川県小田原市Tさんの庭の手入れにうかがいました。



 もともとこの土地の土壌は大変悪く、強風の通り道になって乾燥しやすい厳しい環境でしたが、それでも木々は頑張って枝葉を広げ、必死にこの土地に根付こうとしています。



 真砂土の簡易舗装の駐車スペースから樹木越しに主庭を望みます。右側に7坪ほどの家庭菜園スペースがあります。菜園はすでに、Tさんご夫妻の手で夏野菜の苗が所狭しと植えられていました。



 水舟周辺の景。



 樹木越しに石釜を望みます。



ウッドデッキ周辺の植栽が心地よい木漏れ日をデッキに揺らします。



 条件の悪いこの庭では、まだまだ木陰は薄く、木々も下草も適応しきれておりません。
 樹木同士がお互い環境を補い合うようになれば、庭はどんどん良くなってくるのですが、もう少し時間がかかりそうです。
 今後の継続的な土壌改良とメンテナンスによって、徐々に庭を育ててゆきます。
 お施主のTさん、この夏の水やりをどうかしっかりと、よろしくお願いします。


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茨城県坂東市の庭 竣工後半年目の手入れ  平成23年5月10日  
 昨年11月に施工した、茨城県坂東市Uさんの庭、竣工後初めての春を迎えました。



 駐車スペースから、木々の向こうに家屋を垣間見せています。
 風に揺れる木漏れ日が生みだす明暗が、爽やかな風景を作り出してくれます。



玄関に至る小道の途中から見た家屋の佇まい。



 庭の中央部、木立の中のノシバ空間の佇まい。



庭園内回遊路から見た家屋の見返りの景。



家屋玄関から見た庭の表情。敷地内の蔵を木立越しに垣間見せることによって、この住まいの風景に活かしています。
 
 乾燥激しかった今年の冬から春の時期を乗り越えて、木々は必死にこの土地に根付こうとしています。植栽直後の春、こうして緑豊かに木々がなじもうとしている庭の様相の背景には、お施主のUさんの庭に対する心配りと並々ならぬ愛情が感じられて、とてもうれしくなります。

 この庭の木々は今年いっぱいで、この地になじんでくることでしょう。お施主の愛情に、庭は正直に答えてくれます。




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埼玉県飯能市の庭 竣工1周年の手入れ  平成23年5月6日

 昨年の春に施工させていただきました埼玉県飯能市Sさんの庭が施工後1年目の春を迎え、本日手入れにうかがいました。



 手入れ後の庭の様子です。
 この敷地の大きな特徴は、隣接道路から奥行きのある長いアプローチにあります。歩車兼用のアプローチを、連続する雑木のトンネルとしました。
 もともとこの庭は、土の状態がよかったため、施工後1年で緑は格段に濃くなり、木々は早くもこの地に溶け込みました。



歩車兼用のアプローチが終わり、石畳の玄関アプローチに続きます。木々の向こうに玄関が垣間見えます。



 玄関周辺の佇まい。凛とした空気が漂います。



庭園内、ウッドチップ敷きの回遊路。植栽後1年目とは思えないほどの自然な表情を見せてくれています。



 植栽越しに見た工房スペースの佇まい。植栽によって、住まいの風景全てを違和感なく、新たに作ったこの森の中に溶け込ませてゆきます。



家屋玄関から見た庭の様子。



リビングから見た中庭。



 そして、庭に佇む長男、遼太郎君。幼稚園年長さんとは思えないほど、とてもしっかりしている男の子です。
 遼太郎君に「連休はどっか行ったの?」と尋ねると、「ううん、どこもいってないよ。」というので、「そうだよね。こんないい家に居たらどこにも行く必要ないよね。家にいるのが一番いいよね。」と言うと、こくりとうなずいてくれました。

 



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千葉県船橋市の庭 施工2年目の手入れ   平成23年5月4日    

 昨年の2月に竣工した千葉県船橋市Mさんの庭が、竣工後2度目の春を迎えました。



 手入れ後の主庭の様子です。昨年に比べて随分と緑が深まりました。手塩にかけて庭の面倒を見てくださるお施主の愛情が庭に現れているようです。



 主庭と呼ぶにはあまりにも狭く、その幅は平均して約1.5m程度しかありません。
 それでもこれだけの落ち着きある空間をつくることができるのが、庭造りの妙味というものでしょう。



 狭いながらも雰囲気のある庭空間を生み出している理由の一つに、木塀を道路からセットバックして、塀を挟んで道路側にも植栽することで、塀の内側だけでなく、外側へと景色を繋げたことが功を奏したように思います。
 狭いスペースながらも、塀を挟んで立体的な植栽空間が生まれました。



そして、西面の駐車場側の外観です。こちらも塀の外にわずかな植栽スペースを設けただけで、狭いスペースに潤いと奥行きを生みだしました。
 それにしても、駐車場に落ちる木陰がありがたい季節になりました。



 塀の内側の様子です。幅わずか1m余りしかない非常に狭いスペースですが、塀越しに張り出して植えた木々のおかげで、木漏れ日の下の心地よい小道になりました。

 庭は狭くても、設計の工夫次第で十分に潤いのある、快適な空間をつくることができるのです。
 むしろ、こうした狭く制約の大きな庭ほど、設計の善し悪しが如実に表れます。

 3年後、そして5年後と、この庭もますます良い雰囲気へと育ってゆくことでしょう。育ってゆくこと、変化してゆく楽しみ、それも雑木の住空間造りの面白さの一つです。 

 


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