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雑木の庭つくり日記

高田造園の取り組みとスタッフ募集のご案内 平成28年8月7日
 皆さまお久しぶりです。高田です。
 夏らしい澄んだ青空の下、厳しい暑さが続いておりますが、高田造園も休みなく活動しております。
 
 なお、今年はさらに、集中する様々なご依頼に対応しきれず、造園のお客様には大変長らくお待たせしてしまうようになりました。
 このあたりで、今後の高田造園を中心とした活動について、ご説明させていただきたいと思い、久々にこのブログを記しております。

 以下に、最近の仕事や活動報告を兼ねながら、これまでの仕事を振り返り、そして今後の私たちの動きについて、活動について、お話しできればと思います。



 千葉県佐倉市の古民家再生および造園、竣工から早くも4年以上が経過し、すっかりと森の中の住まいに溶け込みました。


 
 ここが4年前には更地の解体現場だったとは思えない、素晴らしい環境へと育ってきました。
 移り変わり、環境として育ち続ける庭、そんな空間をずっと追及し続ける中、私たちが生み出す庭はずいぶんと変わってきました。

 そしていつしか、造園の世界ばかりに限定できず、今は人が傷つけてしまった自然環境の改善や蘇生ともいうべき、環境再生の仕事が増えてきました。



 ここは千葉県茂原市の旧家の敷地です。8年ほど前に造園外構改修工事が完了し、今回その土壌通気浸透環境の改善作業を実施しました。



 木々の傷み具合から大地の環境状態は推測されます。
 ここでは大地の呼吸環境のつまりの原因となっている車道脇及び、倉庫周囲の雨落ち周辺から、浸透環境の改善を始めます。



裏山を背負うように配される敷地、その山の際にはかつて掘られた横溝の跡があります。こうした場所ではかつて必ず土中の水が滞りなく浸透して、敷地の土壌環境が良好に保たれるよう、必ず行われてきたのがこうした素掘りによる敷地環境の通気性、浸透性の改善造作でありました。
 裏山を背負った旧家の山側には必ず、そんな造作の名残が見られます。



 今回、この裏山と家屋敷地との際の横溝に沿ってさらに縦穴を開けていき、土中の通気を促します。長年の間に徐々に埋まって詰まってしまった山際の通気浸透性を高めていきます。
 
 庭の造作においても、今は忘れ去られた大地の健全な呼吸環境回復から手掛けねばならない、そんな場所が大変多くなってきました。
 それだけに、環境も生態系の健康も、加速的に劣化し続けていることを日々痛感させられます。



 ここは千葉県いすみ市、風の谷ファームの裏山です。この5月から毎月、このファームで里山環境再生講座を開催し、そして7月で3回目の講座となりました。
 谷筋の放置人工林をパッチ状に皮むき間伐し、手間をかけず、なおかつ短期間で多様性の高い森へと誘導していきます。
 
 里山を再生したい、環境を再生したい、そんな思いで活動されている方々がたくさんいらっしゃいます。
 しかしながら、大地、自然環境について、根本的な正しい視点を見失ったままでは、良かれと思ってやったことがかえって環境を悪化させてしまう、最近はそんな事例ばかりが目につきます。

 自然環境について、正しい視点をもって接してほしい、そんな思いで、こうした講座やワークショップを通して、環境について、そして人があるべき向き合い方について、心ある人たちに対して全力で伝えていきたい、そう思って取り組んでいます。



 そして昨日、千葉県館山市にて、福島の子供たちの保養キャンプに集まった若い人たちと一緒に、自然分解トイレを作ります。



 周囲に真竹、そしてシノダケがたくさんあったので、それを切り出して建屋を組んでいきます。



その場の材料で小屋を組む、お金はかねず、体と知恵を使って、その場所ならではの小屋が生み出される、そんなことを子供たち、若い人たちと分かち合いたいとの思いで、このプロジェクトの指導を引き受けたのです。



味のある、よいトイレ小屋ができました。今年に入り、自然分解バイオトイレをいくつも作っていきましたが、それぞれ素材も形も違う、オンリーワンの小屋が生まれ続けます。



 のどかな環境での保養キャンプ、私はこの日だけの参加でした。福島の子供たちには、大人になって心の糧として残る、楽しい思い出を刻んでほしい、そう願わずにおられません。
 
 僕が子供のころは、子供はすぐに周辺の野山に探検に分け入り、様々な遊びを知っていた気がします。
 が、野山は荒れて環境は劣化し、こうした身近な自然環境は今の若い人や子供たちを惹きつける魅力はなかなかないようです。
 楽しそうに過ごす子供たちもボランティアの若者たちも、敷地内のツリーハウスなど、与えられた施設から離れない、野山に分け入らない、虫を追いかけない、、、そんな様子を見ていると、やはり息づく自然環境の再生こそ、私たちが取り組むべきとても大切なことだと、改めて感じるのです。



 さて、ここは地元千葉市若葉区内の6000坪ほどの山林。これからこの山の環境を改善し、多様で豊かな森を育てつつ、たくさんの子供たちが家族とともに過ごせるダーチャ村を作っていきます。

 その活動の母体として、ただいま申請準備中のNPO地球守(代表理事 高田宏臣)、そしてNPOダーチャサポート、二つのNPOを中心に、全国で連携の輪を広げつつ、地域的に活動を展開していきたいと思います。

 そして同時に、本業の高田造園の仕事を通して、身近な日常生活環境の改善を進めていきます。
 そんな形で今後は造園及び環境再生の両輪を回しながら、背中を押されるままにすべきことをしていきたい、そう思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、最後に、高田造園スタッフ募集です。

 高田造園の活動は、様々な人とかかわりあいながら、仕事以外にも多岐の活動を次々に展開していきます。
 こうした活動を含めて共に長く、楽しく取り組みながら共に成長していける、そんなスタッフを募集しています。

 これまでは職人・見習い募集でしたが、今、総合的な事務スタッフの必要性を感じ、下記条件で募集することを決めました次第です。

 要綱は下記のとおりです。

業務内容;

 高田造園およびNPO地球守事務全般・造園設計製図・書類作成・現場調査補助・イベント世話・企画・ダーチャ村環境整備・畑等の外作業等、多岐にわたります。

募集条件;

要普通免許、自力通勤可能で、早朝出勤できること。
・造園設計製図経験者または仕事として身に着けてゆく意志と素養のあること。
・高田造園の取り組みや趣旨に同意し、人や自然環境に対して興味をもって、取り組める、前向きな方
・長く関わっていただける方。
・学ぶ意欲旺盛な方
・体を使うこと、汗を流すことを厭わない、健康な方

 そんなスタッフを募集したいと思います。興味ある方はぜひ、ご連絡ください。
 


投稿者 株式会社高田造園設計事務所 (2016年8月 7日 14:34) | PermaLink